無脈動ポンプ機構
出典: SGK_Wiki
ギヤポンプに代表されるように,ポンプといえぱ脈動がつきものである.
脈動をなくし,一定流量をつねに確保するには,一般にチューブポンプ機構が採用される.
チューブポンプは,医療,バイオなど広範囲な分野で使用されている.
とりわけ,洗浄,消毒,液替えが簡単で,液量の定量移送が可能なことが注目されているわけである.
この機構は,チュープをローラのようなもので押しつけ,中の流体を押し出すようにする.
しかし,多かれ少なかれ脈動が生じる.
人工心臓などへの適用を考える場合には,脈動はどうしても避けねぱならない課題である.
そこで・さまざまな工夫がなされる.
図1は,ローラの押付けによる,チューブのずれ,損傷などをも含めて解決しようとした機構である.

シリコンチューブaはハウジングbの内側側面に沿って,渦巻き状に設定されている.
渦一巻き状に設定したチューブとチューブの問はスポンジで埋め,チューブのいぴつな変形を避けるように配慮している.
このチューブに円すい状のコマcを転がすようにして押しつけ,中の流体を押し出すのが,本機構の原理である.
ここで,コマは球面転がり軸受dを介して軸に結合され,さらに背面より斜角をもって切断された押付け軸eにより押しつけられている.
したがって、軸eの回車云により,コマCはみそすり的な運動をする.
これにより,チューブ内の1流体は絞り出されるようにして排出されることになる.
最小吐出量0.02m1/1回転,吐出速度0.02~1ml/sを達成できるようであ
る.
図2は3本のローラに掛けたシリコンチューブを円筒内部に押しつけて,中の流体を押し出すという方式である.

3本のローラはおむすび型をしたロータの各頂点近傍に取りつけられており,ロータの回転にともない,チューブは徐々に絞り込
まれるようになる.
この構造では,チューブを口一タに掛け,ロータを回転させるとチューブは巻き込まれ白然に定位置に納まる.
チューブ掛けが簡単に行える機構といえる.
